自家焙煎珈琲パイデイアの「焙きながらするほどでもない話」第8回です。
急に秋めいてきて、食べるものも秋らしいものがようやく似合うようになってきました。
最近、カボチャのデザートにもさつまいものデザートにもバターを掛け合わせた商品が多くて、特に和菓子とバターの組み合わせが盛んなようで、いよいよバターの魔力が和菓子にも侵略して参りました。
かねてより、あんバタートーストと珈琲の組み合わせを休日の朝のお決まりにしている私にはしてみれば、あんことバターという組み合わせは、カルビにサンチュ、豚トロにレモン、ビビンバと石焼と肩並べるくらい、最高な組み合わせであることは疑う余地がないわけです。
西洋文化である珈琲のお茶請け(お茶でいいの?)というと、洋菓子がベストマッチだと思っている人はまだまだ多いようです。
いつまでそんなこと言っているのか。
車が電気で走り、テレビドラマは遡って録画出来るようになった21世紀に、珈琲だの洋菓子だの、と言ってるなんてナンセンスです。
珈琲に一番合うのはあんこ。
珈琲に一番合うのはあんこ。
珈琲の相方が洋菓子でなくても、あんこのパートナーを急須で注がなくてもいいでしょ。多様性なんていう時代なんだから。
珈琲とあんこを組み合わせて珈琲羊羹なるものを出してくれる喫茶店があった時には脱帽ものの驚きでした。
珈琲にあんこがもっとも合い、あんことバターが最高な組み合わせなんだから、あんバターと珈琲は言わずもがな。
調べてみるとあんバタートーストこと、小倉トーストが誕生したのは大正10年とのこと。
一昨年が生誕100周年だったなんて、もう少し早く知っていれば、お祝いしたのに…。
これを発明した名古屋の人は本当にすごい、これで人の金メダルを噛まなければ、いうこと無しなのに。
何度も言うようですが、珈琲に一番合うのはあんこです。
今日はそれだけ覚えて帰ってください。
いささか乱暴な駄文を失礼いたしました。