第24回 テレビドラマが書きたい

どうも自家焙煎珈琲パイデイアです。

この春はパイデイアの本格的な営業への準備をしながら、もう一つパイデイとは全く関係のないところで準備を進めていることに、「創作シナリオ大賞」というドラマ脚本の公募があります。

学生時代は芸術学科に所属し、演劇も映画も音楽も美術、建築なんでも観に行ったり、読み漁ったりしていました。

そのころ、当時、朝ドラでは空前の「あまちゃん」ブームでした。

それはもう、クドカン大好きな私は毎話貪るように観ていました。

そんな時に、ふと、映画は「映画学」として立派に確立された学問があるのに、ドラマにはどうして「ドラマ学」がないのだろう。

この疑問は、芸術学科に所属していた私からすると、どうしてテレビドラマは芸術ではないのだろうか、と言い換えられたのです。

これは裏側にとても大きな課題をたくさんはらんでいます。

例えば、テレビドラマが娯楽だから、とするならば、では芸術と娯楽の違いはどこにあるのか。

例えば、テレビドラマは新しいものだから、というのなら、現代アートの大看板、アンディーウォーホールはどうなってしまうでしょう。

日本で初めて制作されたテレビドラマは、テレビの放送が始まる前1940年の「夕餉前」とするのが一般的になっています。

一方、ウォーホールが「キャンベル缶」や「ブリロボックス」「マリリンモンロー」を発表するのは1960年代以降になります。

テレビドラマが新しいから芸術ではない、というのなら、アンディーウォーホールはその足元にも及びません。

例えば、テレビドラマは扱う内容が軽いから娯楽だ、というなら、テレビドラマに原作としてしようされた純文学はどうなるのでしょう。

もっともこんなことをパイデイアの珈琲をお飲みの皆さんに言ってもしょうがないでんですけどね。

まあ、早い話が、私はテレビドラマはもう既に芸術として、それなりの研究対象になっていいんじゃないのか、と思っているわけです。

そんなことを思いながら、いろんなドラマを観漁りました。

特に著名な脚本家を定めて、その人のアーカイブをなぞるように順番に漁ったのです。

映画とテレビドラマの共通点、違いを洗い出して、スクリーンで放映しない、以外の映画とドラマの違いから、テレビドラマが映画から独立して、研究されるべき点を上げようと考えていました。

そのなごりでいまだに新しいクールが始まると、全ドラマ3話くらいまでは観ます。

こんな感じで毎クール、各局のテレビドラマを「時間」「タイトル」「主演」「脚本家」「原作」「演出」「音楽」「プロデューサー」「制作」の順で表にしていきます。

今、これを書きながら、自分で変態だと思います。いや、これはかなりの変態です。

まあ、そうやって、好きなものにのめり込んでいくと、次第にその好きは自分がやりたい、という憧れに変わります。

学生時代、演劇の台本や落語の台本、小説を書いたりしたこともあって、昨年、初めて書いたドラマ脚本を応募してみました。

まずは書き切った私、すごいぞ、でした。結果なんか書いた私が全く面白くないと思ってるんだから、出るはずもありません。

いやですね、全然書けないくせに目だけは肥えているので、面白くないことが、もっというと中身がペラッペラなことが書いていてわかってしまうのです。

今年は書きたいことに対して、それなりの勉強して、昨年以上にしっかりしたプロットを組んでドラマと成立させたいと思っています。

書き切ったのが偉いは去年までです。今年は先に進みましょう。

パイデイアとは全く関係ないですが、実はそんなこともなく、私の中では関係あったりもします。

珈琲と関係ない時間こそが珈琲に関わる密度を高めたりもしていると思います。

まあ、それは私の中の話ですね。

自家焙煎珈琲パイデイアでは毎週火曜日にNoteも更新しております。

パイデイアの珈琲と一緒に楽しんで頂きたいコンテンツを、誰のためじゃありません、私のために書き留めております。

……………。

ただ、今週は書き切りませんでした。合併号として、来週の火曜日に公開いたします。

ぜひ、こちらも合わせてご一読くださいませ。

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